中国鍼灸体験記

眼圧14と16で安定してました。

おはようございます。きのうは、おかげさまで、眼圧14と16で安定してました。ありがとうございました。
来月は視野測定です。この目がいつまで見えるか解りませんが、今出来ることあせらずがんばります。

門脇 恵子
2012年5月15日
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「道」

中国鍼灸院」さんにて。今日の呉先生の漢詩はこれ。この詩は下の会話を読めば意味がわかる。

「遇仙」

呉炳宇

深山採草遇二仙、(深山に草を採りて二仙に遇う)
雪化人間三百年。(雪とけて人間三百年)
子孫繁栄何懸念、(子孫繁栄し何の懸念や)
仙飛山在雲連天。(仙飛び山在りて雲天に連なる)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

山奥で薬草とりよったら二人の仙人に会うたばい
雪がとけたら三百年たっとったばい
子孫は繁栄してなーんも心配なかばってん
もう山行ってん仙人はおらんでくさ、雲がつらなっとるばっかしたい



呉先生: 「漢の時代にこんな話があるヨ。ある兄弟が二人で山奥に薬草とりに行ったヨ。あんまり奥まで行ったから道に迷ったヨ。すると川で洗濯している二人の姉妹がいたから道を訊いたヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「教えてもいいけど、もう遅いからうちに泊まって明日の朝帰りなさいと言われて、そうすることにしたヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「その姉妹は大きな家に二人だけで住んでたヨ。この近辺には誰も住んでないから自分たちと結婚してくれと言われたヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「兄弟は結婚してもいいと思ったけど、やっぱり帰りたいと言ったヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「そして夜が明けたら大雪が降ってて帰れなくなったヨ。兄弟は雪はいつとけるかと訊いたら春までとけないと言われたヨ」
ワシ: 「あはははは!」
呉先生: 「それで春になるのを待って帰ったヨ。帰る時、目を閉じてたら家に帰れると言われてその通りにしたヨ。二人は目を開けなかったからわからなかったけど、空を飛んで帰ったヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「兄弟が家に帰ったら知らない子どもが遊んでたヨ。そして100歳のじいさんが出てきてお前たちは誰だ?と訊いたヨ。兄弟がここは自分たちの家だと言っても信じてもらえなかったヨ。そこで兄弟が名前を言うと、じいさんは聞き覚えがあったので家系図を見てみたヨ。そうすると300年前に兄弟の名前が載ってたヨ」
ワシ: 「へー!」
呉先生: 「じいさんの話ではこの兄弟は300年前に山に入ったまま大雪で帰らなかったということだったヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「あの姉妹は仙人だったヨ。仙人の世界では半年でも人間の世界では300年だったヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「兄弟は山に戻ることにしたけど、もうあの姉妹はいなかったヨ」


こういう浦島太郎的物語というのは世界中にある。ヨーロッパの小説でも読んだことがある。昔から時空を越えるというのは大いなる浪漫だったということだろうな。
 
今日は呉先生から面白いことを習った。老子の教えと孔子の教えの違いは何か?ということ。



呉先生: 「例えば家に泥棒が入るとするネ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「孔子の教えでは次から泥棒入らないように鍵をかけたり、泥棒しないように人を教育すればいいというふうに考えるヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「でも老子の教えはそうではない。みんなが何も所有しなければ、盗るものがないから泥棒はいなくなるというふうに考えるヨ」
ワシ: 「なるほどなるほど!」
呉先生: 「つまり、孔子の教えは人間の現実の生活に基づいているヨ。そして老子の教えは人間よりももう一つ上の段階で考えてるヨ」
ワシ: 「おー!勉強になりました!」


「道」
 
生きる道 教えは既に 数千年
いづれ悟れる 人もあるかは
 


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「薬」

「中国鍼灸院」さんにて。今日の呉先生の漢詩はこれ。

「達人」

呉炳宇

人生八九難如意、(人生八九意の如くならず)
但有一二少順心。(心に順なるはただ一二ありて少なし)
八九煩悩久必病、(八九煩悩久しければ必ず病となり)
一二希望出達人。(一二の希望は達人を出す)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

人生はほとんど思うようにはならんと
思うようになるとは一か二しかなかと
うまくいかんとば悩みよったら病気になるばい
ちょっとでも希望を持っとったらいい人になれるばい




ワシ: 「連休は山に登りました」
呉先生: 「山に登るのはいいネ」
ワシ: 「先生も登ります?」
呉先生: 「昔、薬草とりによく登ったヨ」
ワシ: 「あぁ、なるほど。薬草をね」
呉先生: 「そう」
ワシ: 「薬草を見分けるのって難しいんでしょ?」
呉先生: 「コツをつかめば覚えられるヨ」
ワシ: 「そうなんですか?」
呉先生: 「葉がどういうふうについてるか?花はどこに咲くか?花びらは何枚か?根の形はどうか?匂いはどうか?そういうところで大きく分類できるヨ」
ワシ: 「なるほど。じゃあどういう効能があるかはどうやって調べるんですか?」
呉先生: 「まずそのままかじった時の味はどうか?甘いか?辛いか?苦いか?それから煎じた時に上に浮くか?下に沈むか?そして煎じたのを飲んだ時に汗が出るか?出ないか?そういうところで判断するネ」
ワシ: 「へー!」
呉先生: 「だいたい甘いものは栄養をつけるヨ。苦いものは虫も食べないからつまりこれは殺菌作用があるヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「でも薬草じゃなくても、普段食べてるものでも自然からとれたものは何でも薬ヨ」
ワシ: 「そうですね。先生は食べないようにしてるものとかありますか?」
呉先生: 「何でも食べるヨ」
ワシ: 「やっぱりそうですか」
呉先生: 「嫌いな食べ物がある人は、やはりその食べ物からとれるものが不足しているヨ。でも無理に食べるのもよくないネ。だからちょっとだけ食べさせるヨ。そうすれば身体が反応して不足しているものが何かわかるヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「これは仲が悪い人の話を聞くのと同じ。仲が悪い人は自分の欠点を教えてくれるネ。耳が痛いけどそれを聞けば参考になるネ。仲がいい人はわざわざ欠点を言ったりはしないネ。それと同じ」
ワシ: 「なるほどなるほど!」


「薬」
 
そりあわぬ 食も言葉も 薬なり
 


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「今日は皮の話ネ」

「中国鍼灸院」さんにて。
 


呉先生: 「今日は皮の話ネ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「昔、中国のある官吏の子どもが喘息になったヨ。そしてある晩、夢で薬人参を一寸と胡桃を3個煎じて飲むと治るというお告げを聞いたヨ。朝になって奥さんに話したら奥さんも同じ夢を見てたヨ。それで早速作って子どもに飲ませたら喘息治ったヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「その話を聞いた人が家族が喘息だったから真似して作って飲ませてみたら本当に治ったヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「でも数日してまた喘息がでたから作ってあげたけど今度は効かなかったヨ」
ワシ: 「どうしてですか?」
呉先生: 「夢で見た人のところに訊きに行ったら教えてくれたヨ。1回目は急いで作ったから胡桃の皮も一緒に煎じたヨ。でも2回目は丁寧に作ろうとして皮をむいてしまったヨ。実はこの皮が大事ネ」
ワシ: 「そうなんですか」
呉先生: 「皮は中の栄養を閉じ込める役割をするヨ。皮がないと栄養が逃げてしまうヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「これはなんでも同じ。お米も時々玄米を食べたほうがいいヨ。りんごも皮ごと食べるほうがいいネ」
ワシ: 「確かにそうですね」
呉先生: 「この話で言ってる治療法は本当に効くヨ。昔、中国の李時珍という人が書いた『本草綱目』という本にも同じように書いてあるヨ」
ワシ: 「あぁ、『本草綱目』聞いたことあります」
呉先生: 「漢方の先生でこれ知らなかったら失格ヨ」


調べてみると「本草綱目」を学ぶことは漢方の基本中の基本らしい。この本で紹介している薬種は1892種で、処方や製造法まで細かく書いてあるらしい。
漢方というのは知れば知るほど理にかなっていて面白い。人間が無理なく健康を維持していくためには絶対に必要な知識だと思う。中国四千年の歴史が積み上げたノウハウは尊重すべきだ。
 
「草木」
 
草木の 教えははるか 四千年
人も自然の 枝葉なりしか
 


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びっくりしました。

門脇 恵子 2012年4月20日 12:57
今日は,ありがとうございました。親指の治りには、びっくりしました。週1回ぐらいで通えると思いますので、よろしくお願いします。今日のシャツ似合ってましたよ。


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