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「卜算子」 蝉蟋
- 2008/07/29(Tue) -
 今日は呉先生に自作の詩を頂いたのでここに掲載。まったく見事なもんですな。

「卜算子」 蝉蟋
呉 炳宇
 
蝉送夏暑歸、
蟋迎秋爽到。
玉杯美酒夕陽紅、
寵辱皆忘尽。
随遇人易安、
知足心中楽
癒疾千万謝地天、
神鬼常相助。
 
蝉は夏の暑さが去って行くのを送り、
こおろぎは秋の爽やかさが来るのを迎える。
杯の美酒が夕陽に紅く染まれば、
ほめられたことも、怒られたことも、すべて忘れる。
人に遇って従えば生きやすく、
心中満ち足りていれば常に楽しい。
あらゆる病気は、天地に感謝していれば、
神様も鬼も常に助けてくれる。
 
(訳:えしぇ蔵)
 
黄石公と張良

一週間の始まりはまず「中国鍼灸院」さんで鍼をうってもらってからと、駐車場に車を止めて中に入ると、おや、こんな朝早くにもう先客がいる。どちらのご夫婦?と思ったらうちの両親だったりする。そういえば昨日からもえちゃん一家と福岡に遊びに来てるんだった。
今日の診察室にはパンの香りが充満してた。「ちょうど今焼きあがったとこヨ。ちょっと食べてみる?いいヨ。どうぞ」と先生にすすめられて親子3人で分けて食べた。これがまたなかなかにうまい!先生やるなぁ。
 
呉先生: 「今日はね、張良の話ネ」
ワシ: 「劉邦の軍師ですね」
呉先生: 「そう。張良が兵法を教わるために弟子入りしたのが、黄石公ヨ」
ワシ: 「あの何回も靴投げた人ですね?(笑)」
  (黄石公は橋の上から自分の靴を川に投げて張良にとってこいと命じた。張良がとってくるとまた靴を川に投げた。これを3回繰り返した。犬じゃないんだから。そして明日またこの時間にここに来たら兵法を教えてやると言ったので次の日その時間に来たら黄石公が先に来てて、「遅いから教えない。明日また来い」と言われた。次の日は思い切り早く行ったけどまた先を越され、「遅いから教えない。明日また来い」と言われた。そこで今度は張良は帰るふりをして家には帰らず、ずっとそこにいた。そしてようやく黄石公に「よし。教えてやる」と許しをもらった。要するに人になにかを教わる時は謙虚になりなさいということ。)
呉先生: 「張良は劉邦が天下とって漢の国を作った後、小さな国をお前にやると言われても断って辞めて締まったヨ」
ワシ: 「辞めてどこに行ったんですか?」
呉先生: 「また黄石公を探しに行ったヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「国を作ってしまったら優秀な部下は殺されてしまうヨ。天下とられてしまうかもしれないから。劉邦の片腕の韓信は殺されてしまったヨ。だから張良は殺される前に先に辞めてしまったネ」
ワシ: 「へーなるほど」
 
黄石公と張良の話は文献で微妙に内容は違うが、非常に興味深いものがある。黄石公は張良に書を授け、「お前は10年後に王者の軍師となっているであろう」と予言し、その通りになった。そして「13年後にまた会おう」という予言どおり、13年後に黄色い石となった師匠に再会する。
こういう歴史上の事実を元にしたエピソードは後世の手が加えられてはいるだろうけど実に面白いもんだ。
 
「パンの香り」
 
目を閉じて
パンの香りや
鍼灸院
えしぇ蔵
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月 圓
- 2008/07/26(Sat) -
「月 圓」呉 炳宇
月 圓 圓 如 鏡、
不 映 紅 粧 容。
美 人 愛 圓 月、
君 来 楽 無 窮。

「月 弯」
月 弯 弯 如 鈎、
不 釣 水 中 魚。
英 雄 愛 弯 月、
月 釣 掛 美 女。

鏡のような丸い月
夜化粧さえ映さぬけれど
女は月に 恋語り
あなたが来るのを待ちわびて

釣り針みたいに細い月
あれじゃ魚は釣れないけれど
男は月で 夜釣りする
美しい女(ひと)釣り上げて
通訳…めぐみ
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清の乾隆帝と劉宰相
- 2008/07/21(Mon) -
日曜日に庭仕事した時に、病気を持った月桂樹の剪定をしたせいか、両手がかぶれてしまった。ここ数日はかゆみとの戦いだった。たまりかねて今日は「中国鍼灸院」さんに行って呉先生に助けてもらった。先生が「曲池」というところに鍼をうつとかぶれているところの赤みがすーっと引いたのにはビックリした。恐るべし東洋医学!
 
呉先生: 「劉宰相の話知ってる?」
ワシ: 「いいえ」
呉先生: 「じゃぁその人の話しましょか。その前に屈原という人の話を先にしましょう」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「屈原は楚の時代の政治家で詩人だったヨ。この人は楚の国の将来に絶望して川に身を投げて自殺したヨ。中国では5月5日に葉に包んだ餅を川に投げる風習があるヨ。これは屈原の死骸を魚が食べないように投げたのが始まりとされてるヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「次は劉宰相ネ。この人はずっと後の時代、清の乾隆帝に仕えた人ヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「ある日、乾隆帝が劉宰相に『お前は死ねと命令されたら死ねるか』と訊いたヨ。劉宰相は『帝王の命令は絶対です。死ねます』と答えたヨ。そしたら乾隆帝は『では今すぐ川に飛び込んで死ね』と言ったヨ」
ワシ: 「はい(笑)」
呉先生: 「劉宰相は『わかりました』と言って、池のほうにゆっくりゆっくり行ったヨ。何か助かる方法はないか、考えながらゆっくりゆっくり行ったヨ」
ワシ: 「はい(笑)」
呉先生: 「そして飛び込む寸前までいって、急にやめて戻って来たヨ。そこで乾隆帝が『どうして戻って来た?』と訊いたヨ」
ワシ: 「はい(笑)」
呉先生: 「劉宰相は答えたヨ。『飛び込もうとしたら水の中に屈原がいました。彼は私に自殺してはいけないと言いました。自分が自殺した時は悪い皇帝だったけど、あなたの皇帝はいい人だからあなたが自殺したら皇帝の名前を汚してしまうと言いました』」
ワシ: 「あはははは!」
呉先生: 「それを聞いた乾隆帝は、『そうか、じゃぁ死ななくていい』と言ったヨ」

先生のおかげで断然、中国の歴史に興味が湧いてきた。

えしぇ蔵
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「皐月」
- 2008/07/18(Fri) -
呉先生、こんにちは。
こんな感じですかね。

「皐月」
皐 月 出 雲 照、
江 口 入 海 流。
疑 去 心 無 病、
身 動 人 少 愁。
呉 炳宇

(月は雲から出て明るくなる)  ・・・月は雲から出て輝き
(川は江口から海へ流れて行く)・・・川は流れて海へと注ぐ
(疑を去れば、心の病が無く)、 ・・・疑わざれば 心は病まず
(体が動けば、愁が少なくなる)。・・・体動けば 愁い少なし

少し遊んで日本語でも韻を踏んでみました。

「皐月」
月は雲から出て 煌々(こうこう)
海へと流る川 洋々(ようよう)
疑わざれば 心は無病
体動けば 愁い少々


どうですか。けっこう難しいけど楽しいですね。
また予約していきますので、いろいろお話を聞かせてください。

めぐみ

ありがとうございます、OK!
中国鍼灸院
2008年7月18日、 笑顔
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腰痛!
- 2008/07/07(Mon) -
約2週間前から、腰が痛いんです。原因は不明です。
昨日、神宮さんに紹介してもらった『中国鍼灸院』に行ってきました。

先生「針は、はじめて?」
私「はじめてです」
先生「痛く無くて何回か(針を)打つのと、痛いけど1回打って直ぐに治るのと、
   どっちがいい?」
私「1回で!けど、そんなに痛いんですか?」
先生「今まで、針打って死んだ人いないよ。だから、大丈夫!」
という感じでブスッと打ってもらいました。
だいぶ楽になりました。先生もとてもいい人でした。
縁尋奇妙とはこのことかなと思いました。感謝!
2008年03月07日 秋貞

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