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清の乾隆帝と劉宰相
- 2008/07/21(Mon) -
日曜日に庭仕事した時に、病気を持った月桂樹の剪定をしたせいか、両手がかぶれてしまった。ここ数日はかゆみとの戦いだった。たまりかねて今日は「中国鍼灸院」さんに行って呉先生に助けてもらった。先生が「曲池」というところに鍼をうつとかぶれているところの赤みがすーっと引いたのにはビックリした。恐るべし東洋医学!
 
呉先生: 「劉宰相の話知ってる?」
ワシ: 「いいえ」
呉先生: 「じゃぁその人の話しましょか。その前に屈原という人の話を先にしましょう」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「屈原は楚の時代の政治家で詩人だったヨ。この人は楚の国の将来に絶望して川に身を投げて自殺したヨ。中国では5月5日に葉に包んだ餅を川に投げる風習があるヨ。これは屈原の死骸を魚が食べないように投げたのが始まりとされてるヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「次は劉宰相ネ。この人はずっと後の時代、清の乾隆帝に仕えた人ヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「ある日、乾隆帝が劉宰相に『お前は死ねと命令されたら死ねるか』と訊いたヨ。劉宰相は『帝王の命令は絶対です。死ねます』と答えたヨ。そしたら乾隆帝は『では今すぐ川に飛び込んで死ね』と言ったヨ」
ワシ: 「はい(笑)」
呉先生: 「劉宰相は『わかりました』と言って、池のほうにゆっくりゆっくり行ったヨ。何か助かる方法はないか、考えながらゆっくりゆっくり行ったヨ」
ワシ: 「はい(笑)」
呉先生: 「そして飛び込む寸前までいって、急にやめて戻って来たヨ。そこで乾隆帝が『どうして戻って来た?』と訊いたヨ」
ワシ: 「はい(笑)」
呉先生: 「劉宰相は答えたヨ。『飛び込もうとしたら水の中に屈原がいました。彼は私に自殺してはいけないと言いました。自分が自殺した時は悪い皇帝だったけど、あなたの皇帝はいい人だからあなたが自殺したら皇帝の名前を汚してしまうと言いました』」
ワシ: 「あはははは!」
呉先生: 「それを聞いた乾隆帝は、『そうか、じゃぁ死ななくていい』と言ったヨ」

先生のおかげで断然、中国の歴史に興味が湧いてきた。

えしぇ蔵
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