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「風和人爽」
- 2011/04/26(Tue) -
2011年04月25日 | Weblog「中国鍼灸院」へ。
一週間は漢詩で始まる。

「風和人爽」
 
呉炳宇

燕来日漸暖、(燕来りて日漸く暖かく、)
花開葉添新。(花開きて葉新しさを添える。)
風和人覚爽、(風和みて人爽を覚え、)
雲集雨将臨。(雲集りて雨将に臨む。)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

燕が来るごとなったらだいぶぬくうなるし、
花も咲いて新緑もきれいかね。
風もゆるうして気持ちんよか、
雲ん出てきて雨降ってきそうやね。

たった漢字20文字並べただけなのに、読むと目の前に春の情景が浮かぶから不思議だ。漢詩は漢字で描く絵画だな。読むだけでも美しいが、本来なら中国語の発音で読むと耳にも心地いい。今日は先生が中国語で読んで下さったが、音楽のように抑揚があって実に美しい。結局は中国語の発音が分からないと本当にいい漢詩は作れないってことだな。

「燕」
 
新緑や 燕来たりて 腕まくり
 

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「桜」
- 2011/04/18(Mon) -
2011年04月18日 | Weblog
「中国鍼灸院」の呉先生の患者さんの中には、先生の漢詩をワシが博多弁に訳したものを楽しみにされてる方もいるらしい。そう聞くと頑張って訳さないわけにはいかない。

「桜」
 
呉炳宇

水退復興始、(水退きて復興始まり、)
地裂花仍開。(地裂けども花しきりに開く。)
国難有壮士、(国難に壮士有り、)
災大育帥才。(災大なれば帥才育つ。)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

水が退いたら復興が始まったばい
地面が裂けてん花はおんなじように咲くと
国がやおいかん時はすごか人が出てくると
災いが大きい時はリーダーが育つとたい
 
今回はこんな感じで。いかがでしたでしょうか?

先生のところに行くといつも愚痴を聞いてもらう。あぁワシも先生のように何があろうと泰然自若という境地に到達したいやね。まだまだ修行が足りん。すぐに右往左往する。目指すところは明鏡止水。

「八重桜」
 
まだ散らぬ 耐えて華やぐ 八重桜
 
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心の堤防
- 2011/04/05(Tue) -
 
「中国鍼灸院」さんにて頂いた本日の漢詩。
 
「防波堤」
 
呉炳宇

千里堤大難保命、(千里の堤大なりといえども命保つこと難く、)
寸尺足小易逃生。(寸尺の足小なりといえども生逃げるに易し。)
防波先築心堤覇、(波防ぐよりまず心に堤を築き、)
敬天尊地人太平。(天を敬い地を尊べば人太平なり。)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
 
どげな大きな防波堤があったっちゃ、命は守れんばい、
足の長さはたかがしれとぉばってん、逃げるには十分ばい。
防波堤ば作るよりか、まずわが心ん中に堤防ば作ってから、
自然に敬意ばはらわにゃ平和には暮らせんばい。
 
この漢詩は言葉の対照が面白い。「千里」と「寸尺」、「堤」と「足」、「大」と「小」、「難」と「易」、「保」と「逃」、「命」と「生」。呉先生は「漢詩は言葉の遊びヨ」と言われていたがなるほど興味深い。だが読むには面白いが作るとなると至難の業だ。こういうの作れるようになりたいやね。
 
「堤」
 
我が胸に 憂いを防ぐ 堤なく
ただ苦しみの 過ぎ行くを待つ
 
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