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悟禪
- 2013/12/17(Tue) -
「中国鍼灸院」さんにて。今年最後の詩はこれ。

「悟禅」

呉炳宇

年若未悟談禅易、 (年若く未だ悟らずして禅語るは易し)
年高少悟知禅難。 (年高く少し悟れば禅難しきを知る)
世間禅書千万巻、 (世間に禅書は千万巻あり)
禅外論禅更遠禅。 (禅の外にて禅を論ずるは更に禅遠し)
真假禅師本同母、 (真假の禅の師は本より同じ母なり)
悟空無我得密傳。 (空を悟り我を無くせば密傳を得ん)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

若くてなーんもわからん時は禅は簡単に思えるばってん
年とってちょっとわかってきたら禅が難しいてわかるったい
世の中に禅のことば書いた本はいっぱいあるばってん
禅の外におっていろいろ言うたっちゃ、禅は余計遠くなるばい
ほんもんもにせもんも禅は同じとこから出とると
空を悟って謙虚になったらわかってくるもんばい


今日はこの日記で呉先生のことを知って通い始めたという方と一緒になった。えらい感謝されて恐縮だった。ワシもちょっとは世の中の役に立ってるのか?

「無我」

世に迷い 未だ悟らぬ 四十代
無我に至りて 密傳を得ん

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中国では「三国演義」の冒頭に挿入される有名な詩
- 2013/12/02(Mon) -
「中国鍼灸院」さんにて。
今回の詩は呉先生が名作を解説してくれた。中国では「三国演義」の冒頭に挿入される有名な詩らしい。


「臨江仙」揚愼

滾滾長江東逝水、 (滾滾長江東に逝く水)
浪花淘儘英雄。 (浪花は英雄を淘い儘す)
是非成敗轉頭空、 (是非成敗頭を轉ずれば空し)
青山依舊在。 (青山旧に依りて在り)
几度夕陽紅、 (几度か夕陽紅となり)
白髮漁樵江渚上。 (白髮の漁樵は江渚の上)
慣看秋月春風、 (秋月春風看るに慣れ)
一壺濁酒喜相逢。 (一壺の濁酒で相逢うを喜ぶ)
古今多少事、(古今の多少の事は)
都付笑談中。(都て(すべて)笑談の中に付す)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

ごーごーいうて長江は東に流れて行ってくさ
浪しぶきは英雄ば育てたばい
どっちが正しいの、どっちが勝ったの、考えたら虚しか
山は変わらんでずーっとそこにあると
夕陽は今まで何回も紅く染まって
漁師も樵も江渚の上で白髪になったばい
秋の月も春の風も見慣れて
酒飲んでぱーっと盛り上がったらくさ
昔からのいろんな出来事は
ぜーんぶ笑い話になるとたい


つまり人間の世界のどんなすったもんだも、悠久の時を超える自然の前では笑い話でしかないわけよね。
思えば後世の人間が酒飲んで楽しく語り合うために、歴史というものは積み重ねられていくのかもしれん。

  
「山月」

人の世の 是非成敗の 虚しきを
山月静かに 眺めおるかな
 
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