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中国では「三国演義」の冒頭に挿入される有名な詩
- 2013/12/02(Mon) -
「中国鍼灸院」さんにて。
今回の詩は呉先生が名作を解説してくれた。中国では「三国演義」の冒頭に挿入される有名な詩らしい。


「臨江仙」揚愼

滾滾長江東逝水、 (滾滾長江東に逝く水)
浪花淘儘英雄。 (浪花は英雄を淘い儘す)
是非成敗轉頭空、 (是非成敗頭を轉ずれば空し)
青山依舊在。 (青山旧に依りて在り)
几度夕陽紅、 (几度か夕陽紅となり)
白髮漁樵江渚上。 (白髮の漁樵は江渚の上)
慣看秋月春風、 (秋月春風看るに慣れ)
一壺濁酒喜相逢。 (一壺の濁酒で相逢うを喜ぶ)
古今多少事、(古今の多少の事は)
都付笑談中。(都て(すべて)笑談の中に付す)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

ごーごーいうて長江は東に流れて行ってくさ
浪しぶきは英雄ば育てたばい
どっちが正しいの、どっちが勝ったの、考えたら虚しか
山は変わらんでずーっとそこにあると
夕陽は今まで何回も紅く染まって
漁師も樵も江渚の上で白髪になったばい
秋の月も春の風も見慣れて
酒飲んでぱーっと盛り上がったらくさ
昔からのいろんな出来事は
ぜーんぶ笑い話になるとたい


つまり人間の世界のどんなすったもんだも、悠久の時を超える自然の前では笑い話でしかないわけよね。
思えば後世の人間が酒飲んで楽しく語り合うために、歴史というものは積み重ねられていくのかもしれん。

  
「山月」

人の世の 是非成敗の 虚しきを
山月静かに 眺めおるかな
 
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